【本】夢の百姓―「正しい野菜づくり」で大儲けした男
農業を志すものにとって、元気づけられる1冊となっている。
特に儲け話の本ではない。単に著者は、経営が上手いんだと感じた。
内容は、著者の自伝的要素が大半と、要所要所で現在の農家と農協、そして農業の抱える問題点の指摘が入る。
大きくうなずける点としては、ざっくりと下記のような感じ。
- 営農に関して、経済合理性を欠いている点。
- 農家の経営視点の欠如
- 中間流通に問題有り(中間流通コストのかかり過ぎ)
一貫して、農業は土作りが大切というメッセージが散りばめられている。
やはり、経営感覚、経済合理性っていうのが、うまく農業でビジネスやる上では
かなりキーになりそう。もちろん、作物をうまく作れてという前提だけどもね。
尚、初版2002年なので、そこは考慮して読む必要あり。