やっぱり、就農することにした。

29歳まで、会社員をしていた男が、30歳から栃木の実家に戻り、農業を始めることに。農業に関することを中心に、その他いろいろ好き勝手に、発言するブログ。

書評

【本】自然農法とは何か: ゆらぎとエントロピー

自然農法や自然栽培、無肥料・無農薬。そういった言葉を最近はよくメディアでも目にすることが増えた。 農業をやってる身として、やはりその言葉には興味が湧いてくるのも事実だが、 どうもどこか胡散臭さも感じてしまうところもある。 それは、宗教的な見え…

【本】病気にならない暮らし事典-自然派医師が実践する76の工夫

自分で野菜を育て味噌なども自給する医師が、書いたこういう生活をすると病気になりにくいですよという本。農業と医学というところの掛け合わせが面白そうだと思って読んでみた。小難しくなく、すんなり読める内容だった。 現在、住んでいるところの近くに、…

【本】小さい農業で稼ぐコツ 加工・直売・幸せ家族農業で30a1200万円

Amazonはじめ、ネットの本屋だとなかなか手に入らない状況のこの本。 地元の図書館で、予約してやっと手元に届いたので読んでみた。 いろいろ農業経営の本読んできてるけど、この方のような小規模で直販するモデルの農業というのが、一番楽しそうに、最近思…

【本】幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

ベストセラー『嫌われる勇気』の続編。 前作も、毒のある本だったが、今回もまた、期待を裏切らず毒のある本だった。 Amazonのレビューにもあるが、青年のキャラが嫌というのがあったが、 時折、哲人に対しヒステリックな反応をする青年には確かに嫌な印象が…

【本】すごい畑のすごい土 無農薬・無肥料・自然栽培の生態学

自然栽培というと木村氏の名前が出てくるが、この著者はその木村さんを訪ね、木村さんの圃場を観察した上で、それをまとめた一冊となっている。 一番、自然栽培関連の本の中で、ロジカルというか理論的で頭の中に 受け入れやすい印象。 自然栽培と慣行栽培の…

田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」

岡山県勝山町にあるタルマーリーというパン屋さんのパン屋さんを通して見えた世の中のことを独自の視点で書かれた本。 決して田舎でパン屋になる方法が書かれたhow to本ではない。 著者とのお父上は大学の先生らしく、著者も文章からアカデミックな風合いを…

【本】フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました。

落ちるレシート落ちないレシートに続き、確定申告時に使える知識を得るために読んでみた。 Amazonのレビューでも、高評価な一冊。 こちらも上記の本同様、会話形式で話が進むタイプ。 著者と黒い部分が見え隠れする税理士が登場し、テンポの良い少しクセのあ…

【本】経費で落ちるレシート・落ちないレシート

確定申告の時期なので、とりあえず図書館で借りて読んでみた。 タイトルの通り、経費でどのようなレシートが落ちるかということを分かりやすく会話形式で書かれている。たとえば、慶弔の類の費用は経費にできるかや、家族旅行は経費にできますかなど、具体的…

【本】この世でいちばん大事な「カネ」の話

これは、自分の子どもに高校に入学するくらいに読ませたいと思った。 著者の実体験を織り交ぜ繰り広げられる”カネ”にまつわる話がどれもとてもリアル。 リアルな温かみのある内容。 とても感じ取れる部分が多い本だと思う。 自分のように個人事業主として独…

【本】1日3食をやめなさい!

最近webメディアで お見かけする内海聡氏の本。 無知識で、読むには刺激の強い内容になっているが、ある程度 この手のカテゴリーの本を読んだことある方であれば、納得できる部分も 多いだろう。 主旨として、「糖の摂り過ぎが身体によくないですよ、摂る量…

【本】ジョコビッチの生まれ変わる食事

ジョコビッチを世界ランキング1位に押し上げた理由、トレーニングでも技術でもなく、それは食事にあった。 中身は、小麦に含まれるグルテンを摂るのをやめ、合わせて乳製品の摂取も控えると、 すこぶる身体の調子がよくなるよという話。俗にいう、グルテンフ…

【本】「学力」の経済学

子どもができると、誰しも少なからず子どもには、よい教育を受けさせたいと思うのが 世の親の常だろう。自分も例に漏れずそう思う。 今回読んだ『「学力」の経済学』の著者の専門は、「データ」に基づき教育を、経済学的な手法で分析する教育経済学。 教育に…

【本】日本の田舎は宝の山―農村起業のすすめ

著者が、田舎暮らしを始め、そこで、いろいろなビジネスを展開していく事例と、その他各地で、田舎でビジネスを展開している方の寄稿による事例が載っており、 ビジネスアイディアの参考になりそうな内容。 あ、こんなことでもビジネス展開できるんだと思え…

【本】地方創生ビジネスの教科書

トピック的に熱い”地方創生”ということば。 何をもって成功というかは難しいが、メディアでよく取り上げられる海土町や鯖江市などを筆頭に、うまくいっている全国の事例10件がコンパクトにまとまった1冊。 事例研究の入り口には最適な1冊だろう。 どの事例で…

【本】20代で隠居 週休5日の快適生活

図書館に寄った際に、タイトルに惹かれて借りてみた。 特に隠居がしたいわけではない。 内容としては、20代の男性が、タイトルの通り週休5日で、どのように 生活しているかが、書かれた本である。 当然、収入が少ないので、清貧な暮らしぶりだ。 だが、そこ…

【本】ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -

この手のミニマリスト本は、読みたくなってしまって、ついつい購入してしまった。 メディアでも最近は、「ミニマリスト」や「ノームコア」といった単語がトレンド化しているようで、よく耳にする。そういうのもあって、手に取るのを我慢していたのだが、触手…

新規就農する前に、目を通しておきたい本・記事まとめ

新規就農する前に、読んでおくと方向性とか検討するのに役立つだろうなと 思ったものを随時追加していこうと思います。 有機野菜をやってる方が多めですが、内容がロジカルで、他分野から就農しようとしている方には、腹落ちがよいのではないかと思います。 …

【本】土の学校

奇跡のリンゴの木村さんの本。 土作りを中心に書かれている。 土作りに関しての記述が曖昧なところがあるが、西出式農業の本を読んでいたので、 言っていることは同様のことなんだなとイメージすることができ、理解の助けになった。 さらっと読める1冊。 土…

【本】パーマカルチャー菜園入門

持続可能な農業ということで、日本ではあまりまだ、馴染みのないパーマカルチャーに関しての書籍。 パーマカルチャー - Wikipedia タイトル通り、個人が家庭菜園規模でやる際のことが中心にあるが、パーマカルチャーを実践するに当たりのアイディアはいろい…

【本】儲かる「西出式」農法 ―おいしい・多収量・高品質の微生物農業

西出隆一さんという科学的に有機農法を実践されてる方の話を聞いた著者が書いた本。 前半はよいのだが、全体的には、まとまりのない感じの印象の本。 ただ、新規就農者が手に取るには良書だと言える。 タイトルにもあるが、西出さんは、多収量・高品質 で儲…

【本】有機野菜はウソをつく

煽ったタイトルなので、また、テレビに出ているような御用学者の本かなと警戒しながら読んでみた。 著者はFood watch Japan というサイトの編集長を務めている。 Food Watch Japan | 農業・食品・外食にたずさわるプロの新しい視点www.foodwatch.jp 結論から…

【本】ロジカルな田んぼ

きちんと、稲の育て方を学ばないとなと思い、改めて、水稲栽培関連の書籍を新しく読んだり、読み返したりしている。 そんな中で、最近読んだのが、この『ロジカルな田んぼ』。 タイトルの付け方が、なんかしっくりこない感じはあるが、かなりためになった。 …

【本】だから、ぼくは農家をスターにする 『食べる通信』の挑戦 

東北食べる通信の発起人の方の食べる通信を立ち上げる過程とその思いが綴られた1冊。 現在は、全国各地で独自の食べる通信が発刊されている。 ちなみに、食べる通信とは定期発行の食べるものつき情報誌である。特定の生産者にスポットライトを当て、どういう…

【本】ゼロから理解する コメの基本: はじめてのコメ作りから品種、農業ビジネスまで (すぐわかる すごくわかる!)

水稲の栽培方法が丁寧に、まとめられた1冊。 私の場合、今年から水稲の栽培を父親や近所のおじさんたちに教えてもらいながら やっているが、暗黙知としてしか認識されていないため、教え漏れなどがあるような 細かな段取りや田植え後から稲刈りまでの水の管…

【本】嫌われる勇気

けっこうな人気で図書館で予約して2ヶ月経ちようやく借りれた。 Amazonのレビューも2000を超えていたりと、反響の多い本である。 タイトルからすると、何の本なのか察しにくい。 実際には、アドラー心理学について書かれた本である。 アドラー心理学とは、ア…

【本】炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません: 生活習慣病を予防&改善する糖質制限食31のポイント

必須栄養素の炭水化物を食べ過ぎるとカラダに良くないという過激な主張の本。 が、しかし、内容に目を通すと、なるほどなと感じるところが多い。 お昼の後に、眠くなるのも、糖分の摂取による血糖値の上昇によるものらしい。 一日三食食べることや、主食はご…

【本】サトちゃんのイネつくり作業名人になる―ラクに楽しく倒さない

素人が、一から水稲の年間の作業を把握し理解するには最適の一冊かもしれない。 著者曰く、合理的に作業を考えるというのが根底にあり、また作業のポイントが具体的に書かれておりとても分かりやすい。 内容は現代農業での連載をまとめたものとなっている。 …

【本】新しい農業の風はモクモクからやって来る

滋賀県伊賀市にある農業公園の創業から現在にいたるまでの話。 活躍される社員の方のコメントも多数あり、よい組織だなと感じた。 この本自体は、他の農業本を漁っていたときに、Amazonのサジェスト機能で 初めて知った。 今まで読んだ農業本の中で、一番参…

【本】マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法

久しぶりのちきりん本。 数年前から、ブログは毎度読んでいる。 ちきりんとは誰?という方はこちらをご参照ください。 Chikirinの日記 Chikirinの日記 いろいろな視座を与えてくれるちきりん。 今回は、マーケット感覚に関してである。 マーケット感覚とは、…

【本】イラスト 基本からわかる土と肥料の作り方・使い方

ド素人の自分が読んでも、イラスト付きでイメージを持ちやすい。 たぶん、この手の土と肥料を理解する系の入り口として読むには良書だと思う。 土をどういう状態にするのがよいか、なぜそうするのかというのが全体観をイメージ出来た。 土作りというのは、か…