【映画】パターソン
妻子が実家に帰っているため、夜も自由に外出できるので久しぶりにレイトショーを観に行ってきた。
Swarmの情報によれば、3年ぶりらしい。
観た映画は『パターソン』。
事前に、予告編を観て、なんとなく自分好みだなと感じたのと、ストーリー展開が激しくなさそうだな(レイトショーだし)という理由でこれに決めた。
詩が好きなバスの運転手パターソンの7日間の日常を描いた話だ。
奥さんと寝ているベッドから起きるシーンから始まるのだが、些細なやりとりの中に奥さんへの愛しさが感じられ、幸せは普段気にかけないような瞬間瞬間に潜んでいるんだなということを、意識させられる。忙しく日々を過ごし、大切なものを見過ごしてしまいがちな私たちをよそに浮き沈みなく淡々と進むストーリー。
一つ一つのことにもう少し目を向けて生活を送るのも悪くないなと、思わせてくれる作品でした。
レンタルできるようになったら、温かい部屋でぬくぬくしながら観たい作品かな。
パターソン
那須ブックセンターへ行ってきた。少し期待していたのとは違うかも・・・。
先日、那須中学校の近くに、本屋ができたということだったので、行ってみた。
広谷地の交差点を那須中学校の方へ曲がり、少し行くとありました。
ちょうど那須中学校の真ん前、腸詰屋の隣。
以前は、ココストアだったところに居抜き物件として、オープンしたみたいです。
外観はこんな感じ。
那須に、本屋さん!ということはおしゃれ系かなと思ったら、普通の本屋さんだった。
Facebookページやらwebで確認しておけば、期待値はそんなに上がらずにすんだかもしれない・・・。
とまぁ、期待値アゲアゲで行ったので、店内滞在時間は1〜2分。
だってふつうの本屋ですもの。
外から見た感じは、コンビニの居抜き物件なので、まんまコンビニ感あるし、店内入ってすぐに分かるのは、普通の本屋さんというレイアウト。さらに、入ってすぐのところは、コンビニで取り扱っているような本を拡張したような雑誌が並んでまして。これ、今、地方で店を畳んでいる個人経営の本屋さんと同じですね、と。 そして、店内を軽く一周すると、なんとなくご年配の方向けの本が多くめにつくような。もちろん、学生の参考書だったり、漫画類、文庫本なども取り扱われています。
■Amazonなんかにはありえない本屋の魅力を再発見できるお店を目指したく思います!
那須ブックセンター - ーー本屋が地域の文化を育む、地域の読者が本屋を育てるーー 那須ブックセンター... | Facebook
■地方書店のモデルを目指す
那須ブックセンター開店へ、地方書店のモデル目指す:メディア産業の総合専門紙-文化通信
Facebookの投稿にもあるように、普通の本屋ですとオーナーもおっしゃっているので
お店の印象としてはそれにまったくズレてないです。
ただ、ただですね、個人経営の書店がなぜ潰れているのかと、そういうところに思いを巡らせると普通の本屋でよいのかと。素人消費者が心配することではもちろんないのですが、本屋がやはり好きなのでいろいろ考えてみました。
Amazonにはありえない本屋の魅力とありますけど、それは間違いなく、
・実際に本を触って確認できる点
・本屋さんならではの取り扱う本の取捨選択をした陳列をしている点
それに尽きると思います。
もちろん、お店独自のポイントというのもあるかもしれませんが、影響力というと上記の2点になるでしょう。私は本をよくAmazon始めネット通販で購入しますが、一番届いてあれっと思うのが本の大きさ。思ったより大きかったり、小さかったり。これ、実際の本を見てみないとwebページの写真だけでは判断しにくいです。
あとは、本との出会い方ですね。本好きとしては、本屋さんにふらっと入って、好奇心をそそる本との出会いというのは本屋さんへ足を運ぶ唯一の理由と言ってもいいかもしれません。Amazonはじめネット通販では、同じ本に興味を持った人が、見ているう商品であったり、購入した人が合わせて買っている商品のレコメンドであったり、リアルの本屋さんでは、できないような出会いを提供してくれますので、それだけでも、十分といえば十分ではあります。ただ、そういったところではレコメンドされない意表をついた出会いというのはやはりリアルの本屋さんの最大の強みなはずです。
それが、売れ筋の商品を上から並べたような本ばかり(那須ブックセンターがそうということではなく)並べていたのでは、これから来店の機会が多いであろうネットで買い物慣れしている世代には、響かないのではないかと。コンビニで十分です。今は、全てのページが読めるわけではないけど定額で雑誌の読み放題サービスもあります。
dマガジン
楽天マガジン
https://magazine.rakuten.co.jp/
正直、これに登録してタブレットで読み慣れているとコンビニで立ち読みするのも面倒なくらいです。
それくらい、来店の要素というのは、ネット関連のサービスに奪われている現状、普通の本屋でいいのかと。
もしかすると、いいのかもしれません。
そいうものを待っていた人ももちろんいらっしゃると思います。でも、そのままでは先々経営厳しくなってしまうのではないかなと。だって、そうやって小型の個人経営の本屋さんは経営厳しくなって店仕舞いしていっているわけですし。
那須にお住いの方向けであれば、あれでいいのかもしれないですが、観光地の那須ということで那須界隈以外からの方もたくさんいらっしゃるわけですし、そいう行った方も取り込んで言った方が良いのではないでしょうか。その方が話題性もあり、興味を持たれる方もいらっしゃるかと思います。
那須という観光地というところにある本屋さんということであれば、蔦屋書店風にとは、というつもりはありませんが、方向としてはあっちなのではないかと個人的には思います。わざわざ行ってみたいというような本屋さんであるべきだろうと。
物好きな人だったら、来店されるでしょうけど、そういう人は次は行かないでしょ。
私は特に、次に行きたいと思いませんでしたし。
福岡にいるときにちょいちょい行ってたブックスキューブリックさんは、行くと毎回ワクワクしてました。それはやはり、意表ついた本との出会いがあるから。決してAmazonではレコメンドされない出会いが。
福岡の書店・本屋|ブックスキューブリック[BOOKSKUBRICK] | 福岡の書店・本屋|ブックスキューブリック[BOOKSKUBRICK]
新聞を紙で読むと、関心のない記事にも目がいくからwebでニュースを読むよりも優れているという意見があると思いますが、それに少し似ているかなと。
青山ブックセンターの人も似たようなこと言ってる
若手書店員が考える、書店の「編集力」 #編集会議 | AdverTimes(アドタイ)
少しがっかり感が大きかったので好き勝手書いてみました。
ワクワクする本屋さん近くにほしいな。
チョコレート専門店 Kotje Le Chocolat コッチェル・ショコラに行ってきた。
かねてより気になっていた青木の道の駅の近くにできたKotje Le Chocolat(コッチェル・ショコラ)に行ってきた。
青木の街道沿いを北上し、左折するとお店が見えてくる。
え、ここにあるの?という雰囲気だが、大丈夫あります。
お店の外観。お店の前には大きなもみじの木があり、これからの季節紅葉したら綺麗そう。
お店の中は広さ10畳あるかないかくらいで、イートインで食べるスペースが、テーブル席2席、カウンター席が2席ほどあります。お手洗いも店内奥にあります。
ベルギーで出会ったというご夫婦が経営されており、それもあり、お店の雰囲気はベルギーテイストがちらほら。とてもかわいらしい店内です。
チョコレートは、ベトナム産のカカオ豆を輸入して使っているとのこと。フランス植民地の時代からフランスへの輸出はあったそうですが、それが最近他の国へも輸出されるようになって入手できるようになったのでベトナム産をつかっているとのことで、フルーティな香りが残るところが特徴ということです。チョコレートも口に入れると後からフルーティな酸味が楽しめます。甘すぎず、後味もすっきりなチョコレート。
ホットショコラも、後を引きづらない甘さでとても好印象。美味しかったー。
チョコレートの試食もさせてもらえます。
いろいろお話しさせてもらったな中で初めて知って驚いたのが、カカオの豆って
大きな身の中に小さな豆が複数入っているそうで。
この大きな身の中に、下の写真のような小さなお豆が入ってるそうです。
写真のものはどちらも焙煎のあとなので色がカカオ色していますが、生豆の状態だと色は異なります。
お土産に、ワッフルとクッキーと板チョコレートを購入しました。
ワッフルも甘くなくて、何個でもいけちゃいそうです。クッキーも口当たりが上品で
香ばしくて、コーヒーの付け合わせには最高でした。
また、クリスマス前の肌寒い季節に、行って温まりたいですわ。
那須を観光の際には、ちょうど山から降りてくる途中にあるので寄りやすいと思います。
下っていけば、黒磯駅近くのShozoにも10分程度で着きますし。
とてもおすすめのかわいらしいお店です。
【本】自然農法とは何か: ゆらぎとエントロピー
自然農法や自然栽培、無肥料・無農薬。そういった言葉を最近はよくメディアでも目にすることが増えた。
農業をやってる身として、やはりその言葉には興味が湧いてくるのも事実だが、
どうもどこか胡散臭さも感じてしまうところもある。
それは、宗教的な見えない何かなのか、何なのか。
そんな風に感じていたところこの本を読んだところ、どことなくスッキリした。
自然農法に興味がある人なら、福岡正信氏の名前を知らない人少ないのではないか。
福岡正信氏というと『わら一本の革命』という著書が有名だ。
この方もメディアの取り上げ方の問題だろうが、宗教家や思想家といった印象が強い。
しかし、この本によれば、実はそんなことはなく、実際には、とても科学的に物事のに取り組み追求していた事がわかる。第三者による福岡正信氏を書かれたものも珍しい。
また、自然農法につながる有機農業の海外の系譜も書かれており、体系的に理解することができる。
奇跡のりんごの木村氏の項目もある。予てから“奇跡”という言葉がついてることに(これもメディアの影響)、違和感があったが、この著者によるそういうことでなく、なるべくしてリンゴが実った事がわかり、そのあたりもスッキリする。つまり、奇跡ではなく、再現性があるやり方が簡単にではあるが説明されている。
ここに出てくる福岡正信氏の無シリーズとアルバート・ハワードの農業聖典は、現在の無肥料・無農薬栽培やオーガニック・有機農業の情報のオリジナルなものと著者は書いているので、そちらものちほどあたってみたい。
自然栽培とか自然農法、無肥料・無農薬栽培という単語にビビッときた人は、ぜひ読んでみて欲しい一冊。
【本】病気にならない暮らし事典-自然派医師が実践する76の工夫
自分で野菜を育て味噌なども自給する医師が、書いたこういう生活をすると病気になりにくいですよという本。農業と医学というところの掛け合わせが面白そうだと思って読んでみた。小難しくなく、すんなり読める内容だった。
現在、住んでいるところの近くに、このような医師がいることを今回初めて知った。
著者は、栃木県那須烏山市というところで七合診療所というのを開業している。
具体的な数値などで、表現されている部分は少ないが、読み進めると納得できる部分も
多い。
自然から遠ざかった生活が、一番の原因とのこと。
いかに自然に沿った生き方ができるか。
自然栽培とかオーガニックとか丁寧な暮らしとかそういう単語に敏感な方は大好物な内容だ。それ以外の方でも、健康な暮らしをしたいと考えている方が、年始に読むには、ちょうどよい内容の濃さの本だと思う。