那須ブックセンターへ行ってきた。少し期待していたのとは違うかも・・・。
先日、那須中学校の近くに、本屋ができたということだったので、行ってみた。
広谷地の交差点を那須中学校の方へ曲がり、少し行くとありました。
ちょうど那須中学校の真ん前、腸詰屋の隣。
以前は、ココストアだったところに居抜き物件として、オープンしたみたいです。
外観はこんな感じ。
那須に、本屋さん!ということはおしゃれ系かなと思ったら、普通の本屋さんだった。
Facebookページやらwebで確認しておけば、期待値はそんなに上がらずにすんだかもしれない・・・。
とまぁ、期待値アゲアゲで行ったので、店内滞在時間は1〜2分。
だってふつうの本屋ですもの。
外から見た感じは、コンビニの居抜き物件なので、まんまコンビニ感あるし、店内入ってすぐに分かるのは、普通の本屋さんというレイアウト。さらに、入ってすぐのところは、コンビニで取り扱っているような本を拡張したような雑誌が並んでまして。これ、今、地方で店を畳んでいる個人経営の本屋さんと同じですね、と。 そして、店内を軽く一周すると、なんとなくご年配の方向けの本が多くめにつくような。もちろん、学生の参考書だったり、漫画類、文庫本なども取り扱われています。
■Amazonなんかにはありえない本屋の魅力を再発見できるお店を目指したく思います!
那須ブックセンター - ーー本屋が地域の文化を育む、地域の読者が本屋を育てるーー 那須ブックセンター... | Facebook
■地方書店のモデルを目指す
那須ブックセンター開店へ、地方書店のモデル目指す:メディア産業の総合専門紙-文化通信
Facebookの投稿にもあるように、普通の本屋ですとオーナーもおっしゃっているので
お店の印象としてはそれにまったくズレてないです。
ただ、ただですね、個人経営の書店がなぜ潰れているのかと、そういうところに思いを巡らせると普通の本屋でよいのかと。素人消費者が心配することではもちろんないのですが、本屋がやはり好きなのでいろいろ考えてみました。
Amazonにはありえない本屋の魅力とありますけど、それは間違いなく、
・実際に本を触って確認できる点
・本屋さんならではの取り扱う本の取捨選択をした陳列をしている点
それに尽きると思います。
もちろん、お店独自のポイントというのもあるかもしれませんが、影響力というと上記の2点になるでしょう。私は本をよくAmazon始めネット通販で購入しますが、一番届いてあれっと思うのが本の大きさ。思ったより大きかったり、小さかったり。これ、実際の本を見てみないとwebページの写真だけでは判断しにくいです。
あとは、本との出会い方ですね。本好きとしては、本屋さんにふらっと入って、好奇心をそそる本との出会いというのは本屋さんへ足を運ぶ唯一の理由と言ってもいいかもしれません。Amazonはじめネット通販では、同じ本に興味を持った人が、見ているう商品であったり、購入した人が合わせて買っている商品のレコメンドであったり、リアルの本屋さんでは、できないような出会いを提供してくれますので、それだけでも、十分といえば十分ではあります。ただ、そういったところではレコメンドされない意表をついた出会いというのはやはりリアルの本屋さんの最大の強みなはずです。
それが、売れ筋の商品を上から並べたような本ばかり(那須ブックセンターがそうということではなく)並べていたのでは、これから来店の機会が多いであろうネットで買い物慣れしている世代には、響かないのではないかと。コンビニで十分です。今は、全てのページが読めるわけではないけど定額で雑誌の読み放題サービスもあります。
dマガジン
楽天マガジン
https://magazine.rakuten.co.jp/
正直、これに登録してタブレットで読み慣れているとコンビニで立ち読みするのも面倒なくらいです。
それくらい、来店の要素というのは、ネット関連のサービスに奪われている現状、普通の本屋でいいのかと。
もしかすると、いいのかもしれません。
そいうものを待っていた人ももちろんいらっしゃると思います。でも、そのままでは先々経営厳しくなってしまうのではないかなと。だって、そうやって小型の個人経営の本屋さんは経営厳しくなって店仕舞いしていっているわけですし。
那須にお住いの方向けであれば、あれでいいのかもしれないですが、観光地の那須ということで那須界隈以外からの方もたくさんいらっしゃるわけですし、そいう行った方も取り込んで言った方が良いのではないでしょうか。その方が話題性もあり、興味を持たれる方もいらっしゃるかと思います。
那須という観光地というところにある本屋さんということであれば、蔦屋書店風にとは、というつもりはありませんが、方向としてはあっちなのではないかと個人的には思います。わざわざ行ってみたいというような本屋さんであるべきだろうと。
物好きな人だったら、来店されるでしょうけど、そういう人は次は行かないでしょ。
私は特に、次に行きたいと思いませんでしたし。
福岡にいるときにちょいちょい行ってたブックスキューブリックさんは、行くと毎回ワクワクしてました。それはやはり、意表ついた本との出会いがあるから。決してAmazonではレコメンドされない出会いが。
福岡の書店・本屋|ブックスキューブリック[BOOKSKUBRICK] | 福岡の書店・本屋|ブックスキューブリック[BOOKSKUBRICK]
新聞を紙で読むと、関心のない記事にも目がいくからwebでニュースを読むよりも優れているという意見があると思いますが、それに少し似ているかなと。
青山ブックセンターの人も似たようなこと言ってる
若手書店員が考える、書店の「編集力」 #編集会議 | AdverTimes(アドタイ)
少しがっかり感が大きかったので好き勝手書いてみました。
ワクワクする本屋さん近くにほしいな。