【本】マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法
久しぶりのちきりん本。
数年前から、ブログは毎度読んでいる。
ちきりんとは誰?という方はこちらをご参照ください。
いろいろな視座を与えてくれるちきりん。
今回は、マーケット感覚に関してである。
マーケット感覚とは、市場がどういったものを求めているかを
嗅ぎ分ける感覚のこと。
本書の冒頭のところに、ANAの強豪はという問があるが、パッと
頭に出たものを回答すると、JALとか、その他海外の航空会社、または格安航空会社とうものが出てくるが、長距離移動という観点で考えると、新幹線であったり、長距離バスなども対象となる。さらに、遠距離とのコミュニケーション手段という見方にすると、テレビ電話なども対象になってくる。
今までのちきりん本は、『自分のアタマで考えよう』を筆頭に、論理的思考の訓練本のような色が強かったが今回は、全く違う。
こういった視点に慣れていない人からするとなるほどなという内容になっていると思う。本書の副題にもある通り、「これから何が売れるのか?」わかる人になるには、まさに必要な視点だと感じた。
まさに、農業はこのマーケット感覚からは程遠い業界と言える。
特にコメに関してはその最たるものかと思う。
20年近く米の消費量が減っているのに、延々とコメを作り続ける体制。
このような体制が維持されてきたのも、マーケット感覚がなかったから
強いて言えば、価格決定権がないまま、今も多くの農家が、コメを作っているからだろう。
既存の農家が読んだら、とても参考になる1冊だと思う。
- 作者: ちきりん,良知高行
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