【本】本気で稼ぐ!これからの農業ビジネス
中規模流通を目指すべきと説く、農業コーディネーターの方の書籍。
中規模流通とは
著者いわく、「自分の生産規模・出荷量に応じた、顔の見える相手に、自分自身で販売する。」とのこと。具体的には、小売(スーパー、生協など)、外食、食品メーカー、中食などに、直接販売すること。
全体を通して、一般企業勤めを経験した自分が、実家の農業を見て
「こうしたらいいんじゃないの?」と感じたことが、まとまっている印象。
一般企業であれば、ごく普通のことが、農業業界には全くといっていいほど
なされていない。
特にどの書籍でも指摘があるが、マーケティングや営業、販売といった
今までの農業が、農協や市場に任せていたことを、生産者である農家が
自分たちで考える必要があるという点には、強く共感できる。